興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」へ行ってきました!
9月26日(火)から11月26日(日)まで上野の東京国立博物館で開催されています。
すでに10万人突破しているんですねー、すごい^^
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」の混雑状況
土曜日の混雑状況
運慶展、どうやら朝は混んでいるようですが、午後からはそうでもないらしいのです。
なので今回は金曜・土曜の夜間開館に合わせて行ってきました。
金曜・土曜と11月2日(木)は午後9時まで開館しているのでそこが狙い目ですね。
あとは展覧会が終わる日が近づくと必ず駆け込み需要で(笑)、混みあうので見る予定のある方はできるだけ早めが鉄則。
そうはいってもわたしもついついぎりぎりになることも多いのですが。
チケットも今回は事前に用意もせず、チケット売り場ですんなり購入~。
チケット売り場に「待ち時間0」の貼り紙が。
この貼り紙を見た瞬間、心のなかで「やった!」とガッツポーズ。
ツイッターで混雑状況確認
運慶展の混雑状況がツイッターでも発信しています。
1時間から1時間30分毎に状況がわかるので、ツイッターで念のため確認しておくと良いと思います。
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」の見どころ
今回の運慶展は、運慶と縁の深い興福寺の中金堂が約300年ぶりに再建されるのを記念して開催されるもの。これを機に各地の名品がトーハクに集合!
運慶作あるいはその可能性が高いと考えられているのは、異論はあるものの、31体という見方が一般的だそうです。全国各地に分散した運慶作といわれるお像は門外不出のものもあるため、大規模な運慶展はこれまで実現しなかったそう。
それが今回、奈良、興福寺の中金堂再建記念事業として、同寺所蔵の運慶作品が出品、さらに京都、和歌山、愛知、静岡ほか、各地で大切に守り継がれてきた作品計22体が特別に結集。史上最大の運慶展が実現しました。
展覧会に足を踏み入れた瞬間に圧倒されてしまうのはやはり仏像ならでは。
運慶の卓越した造形力によって、まるで生きているかのような写実性あふれる身体表現が見事な願成就院の「毘沙門天立像」や、高さ2メートルに迫る国宝「無著菩薩立像・世親菩薩立像」の重厚感も必見です。
運慶作品は今もなお調査研究が進んでいて、新たな知見が加えられているんだそうですよ。
そして、後ろ姿も見ることのできる360度展示!
お寺さんに安置されている仏像は基本的には正面からしか見ることができませんが、後ろ姿が見れるなんてうれしすぎます、笑。
ほかに個人的によかった展示は、運慶の息子、湛慶作(出品目録には湛慶作とは書いてありませんが高山寺のHPには伝湛慶作とあります)の「子犬」と「神鹿」。首をかしげてちょこんと座る可愛らしい子犬と阿吽形の雌雄1対の鹿。明恵上人の春日信仰に基づいたものだそうです。
また、所蔵先を確認したい方は1Fの休憩室に掲示してあるので、こちらを撮影しておくと良いかも。
「3分で読める! 運慶展 出品作品紹介」
「3分で読める! 運慶展 出品作品紹介」といったツイッターで出品作品を画像と説明でまとめてありますので、こちらを見ながら現地に行かれると良いですね。
「3分で読める! 運慶展 出品作品紹介」
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」の鑑賞後は、ちょっとためになる運慶学園
運慶鑑賞後は、運慶学園で入学試験を受けてみましょう。
運慶学園
http://unkei2017.jp/gakuen/ungakutest
『いつも心に運慶を。』
がキャッチフレーズです。完全に運慶ファンのためのサイトですね。
合格すると学生証が貰えますよ。
さいごに
運慶展いかがでしたか?
出品作品がどれも大きいので、少し離れたところからでも良く見えますので、小さい作品が多い展覧会と比べると、見やすいです。
他会場への巡回がないので、ご覧になりたい方は、開催期間中に行かなきゃダメですよ~。