目黒雅叙園の「和のあかり」×百段階段の鑑賞に、初日の7月1日(金)に行ってきました。
2016年7月1日(金)~8月28日(日)まで、夏休みの時期にガッツリとかぶって開催されます。
なので、行くなら早目のしかも平日に!ということで、仕事の合間に鑑賞です。
目黒雅叙園の百段階段混雑状況リポート
目黒雅叙園までのアクセス
本当は朝一番で行きたかったのですが、仕事が終わらず、目黒駅に到着したのが12時40分頃。
目黒駅から目黒雅叙園までは徒歩3分で行けるとあったので、歩いていくことにしました。
歩いているのはサラリーマンばかりで、雅叙園に向っていそうな人は見当たりません。
結構勾配のキツイ坂ですね。15%以上ありそうです。15%の坂というと、神奈川県にある足柄山の足柄峠の山頂付近は、これくらいの勾配があります。
どれくらいキツイかというと『歩いて登っても走って登っても、進むスピードがそんなに変わらないくらいキツイ坂』
冬に路面が凍ったら、絶対に歩けないだろうという坂です。
この坂は『行人坂』といいます。
で、その途中にある目黒大黒天の大圓寺が左手にあります。
ここのご利益は
- 開運出世!
- 悩み事解消!
- 病気治癒
- 縁結び
なんでも来い状態。少し早目に行って、寄ってみるといいですよ。
寄り道しているので徒歩3分で到着するはずが、なかなか辿り着けません。。。
目黒雅叙園の正面?に到着
初めてくると、エントランスがわかりません。
左手には、一応看板がありますが、矢印がないので一瞬迷います。
写真左側の歩道上の箇所にタクシーが乗り上げていますが、そのワキと白いカベの間を通っていくと入口が見えてきます。
写真のおばさま方も「どこ?」と迷っていました。
何やら気になる井戸が
正面に到着しても、まだ中に入れません。
というのも「お七の井戸」があったから。
◆お七の井戸
八百やの娘お七は、恋いこあれた寺小姓吉三あいたさに
自宅に放火し、鈴ヶ森で火刑にされた。
吉三はお七の火刑後僧侶となり名を西運と改め
明王院に入り、目黒不動と浅草観音の間、
往復十里の道を念仏を唱えつつ隔夜一万日の行をなし遂げた。
明王院という寺院は、現在の目黒雅叙園エントランス付近から
庭園にかけ明治13年頃まであった。
この明王院境内の井戸で西運が念仏行に出かける前に
お七の菩提を念じながら、水垢離をとったことから
「お七の井戸」と言い伝えられている。
という井戸です。
十里というと一里が約3.9kmなので39kmもあります。
しかも一万日というと、27年ですけど。。。
う~ん、すごい。などと電卓を叩いていたりするので、エントランスまでは遠いですね。
ちなみに水垢離とは、
冷水を浴びて身を清め、神仏の前に清浄な身となること。またはそのようにして行われる祈願の方法。神道の禊に通じる。
出典:weblio
チケット売り場
エントランスを入って正面右手にチケット売り場と入口があります。
入口横には金魚アピール
チケットは
- 当日券:1200円
- 前売り券:1000円
- 学生:600円(学生証が必要)
- 小学生以下無料
チケットの券売機の周辺は、大変狭くなっているので、もし混雑してしまうとヤバそうですね。なので、事前に購入していったほうが良いと思います。
- ローソンチケット
- セブンチケット
- JTB各店・JTBレジャーチケット
- イープラス
で購入できます。
入口の混雑状況は?
肝心の混雑状況ですが、初日の平日だったためか空いています。受付を通ったあとは、金魚のアーチを通りながらエレベーターに乗って3Fまで移動します。
途中に越前和紙の作品があるので鑑賞。
エレベーターが1基しかないので、混雑してきたら、ここで入場をコントロールするのかな?という感じ。
3Fでは履物を脱いで、受付でもらったビニール袋に入れて鑑賞します。
なので、やぶれた靴下などが気になる方は、キレイな靴下を履いていきましょう。
百段階段の混雑状況と見どころ
入口で空いているのですから、百段階段も当然空いています。しかし、階段の幅が狭いのと各部屋に通じる廊下が狭いので、すれ違ったり、写真撮影したりするのに気を使います。
写真撮影は、フラッシュと三脚はNGですが撮影OKなんですよ~。
階段は空いてますね。
十畝の間
まずは十畝の間です。
西元祐貴氏の墨絵です。
この作品はアプリをダウンロードして起動し、写真の墨絵に写すとスマホの画面内で墨絵が動きだします。
ここに掲載してあるQRコードからアプリをダウンロードします。
上の3枚の写真はスクリーンショットで撮影しています。ですから、アプリを起動していない方は、女性の墨絵しか見えていません。
漁礁の間
次は漁礁の間です。
青森のねぶたですね。これは迫力があります。海外の方は真剣に時間をかけて撮影されていました。
草丘の間
草丘の間です。
妖怪絵師 満尾洋之氏の『平成 百鬼夜行立体絵巻』
見たことがある妖怪が沢山います。ぬらりひょんもいましたよ。
トラップ
階段を登って踊り場を右手に行こうとしたら
行き止まり~。この壁の先が気になりますね。
静水の間
静水の間
刀や衣装デザイナー有伽さんの着物などが展示
本日から目黒雅叙園での和のあかり展が始まりました!(今日もうすぐ終わっちゃうこのタイミングで←)
私は静水の間に2体置かせて頂いております。
他の出展者様方の豪華なこと・・・恐れ多いです??
他のお部屋も素敵な展示が盛り沢山です!? pic.twitter.com/LfxlsMUDQD— 有伽(Yuka)*服作る人 雅叙園で展示 (@Yuka_fcm) 2016年7月1日
甲冑や歌舞伎の衣装もあります。
星光の間
ここでは、造形作家 川村忠晴氏の『草木のあかり』や富山ガラスのアート作品などが展示されています。
照明に照らされた草木がかわいいですね。
富山のガラス工芸作品です。
清方の間
清方の間に展示されているのが、島根県浜田市の『石見神楽』
小さな子供だと泣いちゃいそうです。
天井が特徴的ですね。
頂上の間
92段目から上に上ると『頂上の間』があります。
百段階段なのに99段で終わっています。理由は以下の写真で。
頂上の間では切り絵が吊られていて、影がおもしろいですね。
階段を見下ろした感じ。
百段階段の所要時間
13時に受付をして、エレベーターを降りてエントランスホールに戻ってきたのが15時30分でした。
それぞれの『間』をゆっくり1時間30分の鑑賞でした。
展示作品だけじゃなく、室内の設えまで鑑賞すると、もっと時間が必要ですね。
お得情報
2度目が無料に!
チケット裏面に記載してるのですが、
和のあかり展2016の展示風景をSNSに投稿して『10いいね』を獲得すると、会期中の2度目の入場が無料になります。
をやっている方はぜひ10いいねを獲得してください。
写真は『百段階段内の写真』が対象になるので撮り忘れないようにしましょう。
越前和紙の里 卯立の工芸館が無料に!
十畝の間に置いてあるアプリダウンロードの説明用しおり裏面に、福井県にある『越前和紙の里 卯立の工芸館』が無料になるお知らせが書いてあります。
このしおりの裏面です。
このしおりを持っていくと、1葉で4名まで無料になります。
通常は
- 大人:200円
- 小人:100円
平成28年12月28日(水)まで使えるので、越前市に行く予定のある方は、保管しておくと良いですね。
目黒駅に帰るおすすめの方法
最後に目黒駅に帰る方法です。
来るときに下りてきた『行人坂』を登るのは大変なので、目黒雅叙園が運行しているバスに乗ると楽です。
そんなにキツそうに見えませんか?
エントランスを出て左手に、赤いテープで囲われたスペースがあります。
そこで待っていると、バスが来ます。
特にこれからの季節は、暑くなるので、坂道を歩いて登るくらいなら、バスを待ったほうが良いですよ。
さいごに
いかがでしたか?
こういったイベントは開催終了が近づくと混雑するのが決まりです。特に都内はどこもそうですね。
ですから、夏休みが始まる前までに、時間を作って行くことをおすすめします。
また、リアルタイムの混雑状況を確認したい場合は、ツイッターで、『百段階段 混雑』などで検索すると、様子がわかる場合がありますので、活用して見て下さい。