病院で処方された薬は、いつ服用するのかタイミングが指示されています。薬を処方してもらう時に説明を受けるので、その時にはわかったつもりが、後になって
「いつだっけ?」
ということも。
そこで今回は
- 食前
- 食間
- 食後
- 1日2回
- 頓服
の服用時間の目安をまとめました。
服用時間は、薬の作用や効果を一定に保つために大切なことです。なぜそのタイミングなのか理由も掲載していますのでご覧ください。
食前や食間というのですから、前提として食事をある程度決まった時間1日3食摂るということがあります。説明をしやすくするために
- 朝食は7時
- 昼食は12時
- 夕食は19時
の場合を例にします。
薬の服用食前はいつ?
食前は食事を摂る
20分~30前まで
に服用することです。
朝食前:6時30分~6時40分
昼食前:11時30分~11時40分
夕食前:18時30分~18時40分
を目安に服用します。
◆食前に服用する理由
胃に食べ物が入っていると、薬の吸収が悪くなる場合に食前の服用指示があります。
朝って起きてからすぐに朝食たべませんか?なので食事の20分前~30分前だと余裕を持って起きなければいけません。
先にシャワーを浴びたり、出かける準備をするなど、普段と逆の流れにする必要があります。
でも、朝早く起きるのは、マラソン大会の時以外は苦手なので、食前の薬はなるべく処方して欲しくないですね。
薬の服用食間はいつ?
食間は、食事と食事の間で
に服用することです。
朝食~昼食の間:10時
昼食~夕食の間:15時
夕食後~朝食の間:22時
を目安に服用します。
◆食間に服用する理由
食事をすることで作用に影響が出やすい薬や漢方薬は食間の服用指示があります。
食間の薬は、食事と食事の間の時間に飲む必要があるため、飲むのを一番忘れやすいタイプの薬ですね。
ただ、薬を飲むということは体調が良くないわけですから、忘れそうだなんて言ってられません。
スマホなどでタイマーをセットして忘れないようにしましょう。
薬の服用食後はいつ?
食後は、食事の直後
に服用することです。
朝食後:7時20分~7時30分
昼食後:12時20分~12時30分
夕食後:19時20分~19時30分
を目安に服用します。
◆食後に服用する理由
胃腸に負担がかかりやすい薬や、胃腸障害が起こりやすい薬は食後の服用指示があります。
食後の薬は一番馴染みのあるタイプです。
なので間違いようがありません。これは何も心配する必要がないですね。
1日2回や頓服
1日2回の場合
主に朝と夜の食事後に30分以内に服用します。
朝食後:7時30分まで
夕食後:19時30分まで
を目安にします。
薬の作用が12時間持続する薬の場合に、1日2回の服用指示があります。
先日、風邪を引いた時に処方された薬に1日2回のものがありました。
- ヒスボラン錠3mg
- プレドニン錠5mg
- レボフロキサシン錠250mg
1日2回の薬は、食後であれば他の薬と一緒に飲めば良く、昼だけ飲まないように気を付けるだけです。
なので、飲み忘れの心配はありませんね。
頓服とは?
頓服は
- 痛みがある
- 発作がでる
- 眠れない
といった現在ある症状について服用します。ですから
服用する時間は決まっていません。
薬局で薬をもらう際に、飲むタイミングについての説明もされますので、心配ならその時に確認するようにします。
鎮痛剤を処方されたときに、頓服だった記憶があります。
飲んだ後は、8時間以上間隔を開けてから次を飲むという注意がありました。
さいごに
薬は服用するタイミングを間違うと
- 血液中の薬の濃度が低くなり十分な効果が得られない
- 血液中の薬の濃度が高くなり思わぬ副作用を招く
ことになりかねません。
飲むタイミングを間違えてしまった場合などは、薬を処方してもらった薬局に連絡すると対処法を教えてくれますので、自己判断で対応しないようにしましょう。
また、あまりにも不規則な食事の摂り方をする場合は、一般的な食事の時間に軽食を摂るなどして服用するか、薬を処方してもらう際に薬剤師に相談しておくことも必要です。
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