生理前になると、イライラ、むくみ、ニキビなど身体に変化が現れます。特に影響が大きいのが肌荒れ。生理前の肌荒れがいつから始まるのか?それはなぜなのか?がわかると、対策をしやすくなります。
毎日決まりきったスキンケアで肌荒れが改善しない人のために、生理周期と肌荒れの関係をまとめましたのでご覧下さい。
生理前の肌荒れはいつから?
まず生理初日から周期を見ていきます。
- 生理中:生理初日から5日~7日目まで
- 生理後:排卵日までの8日目~14日目まで
- 生理前:排卵後の15日~28日目まで
生理前の肌荒れですから、そのまま15日目~28日目までの14日間が肌が不安定状態になる期間です。
1ヶ月の半分は
- むくみ
- ほてり
- ニキビ
などの肌トラブルが出やすい期間ということです。またこの時期は
- ふだんよりも紫外線に敏感になる
- 一時的に体重増加
ということもあります。
毎朝基礎体温を測ることで、黄体期かどうかの判断が出来ます。排卵を境にして体温が上昇し、黄体期の期間は上昇したままになります。
黄体期になぜ肌荒れが起きるのかを次で説明します。
生理前の肌荒れの原因は?
排卵日から生理が始まるまでの14日間は『黄体期(おうたいき)』といって女性特有のホルモンの1つである
『プロゲステロン(黄体ホルモン)』
が分泌されます。
プロゲステロンは
- むくみやイライラの原因
- 皮脂の分泌を増やす
になります。さらにホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが角質肥厚を引き起こし、ニキビが出来やすくなります。そのため、生理前に肌荒れが起きるのです。
生理前の肌荒れ対策は?
生理前はプロゲステロンによって肌が不安定な状態です。スキンケアは保湿を中心にします。
保湿は特に
保湿力のあるセラミド配合の美容液
を使います。
他にも角質肥厚と皮脂分泌によってニキビが出来ていますので、ピーリングにより余分な角質を取り除きます。毛穴が詰まりにくくなり、ニキビ予防につながります。
ニキビが出来ている時にオイル配合の化粧品を使うと、毛穴詰まりの原因になりますので、どんな種類のオイルも避けるようにしましょう。
洗顔もゴシゴシ洗わない、皮脂を落とし過ぎないことを心がけます。
生理中や生理後のケア
生理前の肌は不安定ですが、生理中は肌は安定しています。また、生理後は若返りのホルモンと言われる
『エストロゲン(卵胞ホルモン)』
の分泌が高まります。
エストロゲンの分泌により肌の調子は良くなりますので、生理後から排卵日までの間に新しい化粧品を試したり美白を行うなどして、生理前の肌荒れに向けて肌の調子を整えておくと良いでしょう。
ちなみにエストロゲンは
- 加齢とともに減少
- 過度なダイエットやストレスで減少
しますので注意が必要です。
さいごに
1ヶ月の半分は肌が荒れやすい時期ということを理解して、上手に肌荒れ対策を行いましょう。私の場合は生理中の小さな白にきびも、リン酸アスコルビルMgなどのビタミンC誘導体入り化粧水(濃度6%程度)を直接付けることで悪化することなく治まっています。
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