乾燥肌の悩みは尽きません。というのも、肌の水分を維持する保湿成分が加齢と共に減少していくからです。若い頃のままのスキンケアで乾燥肌対策を行うには無理があります。
そこで顔をしっとりさせるために肌がどのような状態になっていれば良いのか?ということから、おすすめのスキンケアやおすすめの食べ物をまとめました。
即効性のある方法から日々のケアまで掲載していますので、乾燥肌対策の参考にしてください。
乾燥肌対策で顔をしっとりさせるには?
乾燥肌対策で一番重要なのが
保湿!
保湿が上手く出来れば問題ありません。
乾燥肌対策には、この保湿が上手く出来る方法だけ解れば良いのかもしれません。でも、保湿の重要性を理解するために、なぜ乾燥肌になるのか?をおさらいしておきます。
なぜ乾燥肌になるのか?
健康な肌は、表皮の一番外側にある角質層が
- 体内の水分を逃がさない
- 外部の刺激からのバリア
という役割を果たしている肌の状態です。
角質層のバリアは皮膚の表面からわずか0.01mmのところにあるため、外部からの刺激に非常に敏感です。
- 洗顔のし過ぎ
- ゴシゴシする洗顔
- 研磨剤を含む製品の使用
- 太陽光
- 大気汚染
などが、バリアを傷つけて健康な肌を維持し続けるのは難しいのが現実です。
特にお肌を健康に保つには洗顔が命!といった風潮があり、念入りな洗顔を毎日しかも一日に数回もしている人が多いのではないでしょうか。
要注意なのは肌がつっぱるまで洗顔する人。角質層のバリア機能が不安定になってしまいます。そうなると表皮から水分が失われ乾燥肌へまっしぐらです。
本当に可能な限り『やさしくやさしく』洗顔することが大切です。
乾燥肌はなぜいけないのか?
乾燥肌とは具体的には角質層の水分量が20%以下になることです。
乾燥肌になると
- 肌を守ろうと角質が厚くなる
- 厚くなった角質は未熟
- 未熟なためバリア機能が失われる
- 外部からの刺激を受ける
- 敏感肌になる
- 粉をふいたようなカサカサ肌
- 化粧水がしみる
- 上記1~7の繰り返しで悪循環
乾燥肌に必要な保湿成分
角質細胞どうしを保湿成分のセラミドがしっかりとつなぎとめているのが健康な角質層。
このセラミドが不足すると、角質層の水分が維持できなくなります。
つまり、乾燥肌対策には
セラミドが必要!
ということです。
セラミドは非常に保湿力の高い成分で肌のうるおいを保つには欠かせません。
※セラミド配合の美容液は高価なので、セラミドより安価なヒアルロン酸でも効果的です。
乾燥肌対策におすすめのスキンケア
即効性にはコレ!
乾燥肌には肌の保湿力を高めることが大切です。しかし、保湿力が高まるのを待つのは時間がかかり過ぎます。
そこでおすすめするのが
パッククリーム
パッククリームが良いのは
- 肌の水分蒸発を防ぐ
- 肌の奥までうるおいが届く
※シートパックはパック中に水分が蒸発してしまいます。
毎日のケアで取り入れたい方法
毎日のケアでは
セラミド配合美容液を使う
ということ。保湿力が高いセラミドは
- セラミド1
- セラミド2
- セラミド3
になりますので、この数字が記載されているセラミドを選びます。
『美容液』は保湿がメインです。
さらに使いたい成分がある場合は、セラミド配合美容液をベースに、美白やエイジングケアなどの成分をプラスで使うイメージです。
乾燥肌対策におすすめの食べ物
たんぱく質
たんぱく質は角質細胞の生まれ変わりに必要。
毎日1日3食しっかりとたんぱく質を食べます。
- たまご料理
- 大豆料理
- 肉類
- 魚類
など。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は細胞の生まれ変わりに必要。
オメガ3系脂肪酸(アルファ。リノレン酸系列)
- サーモン
- サバ
- イワシ
などの魚に多く含まれている。
オメガ6系脂肪酸(リノール酸系列)
- コーン油
- 大豆油
- ゴマ油
- ベニバナ油
などの油に含まれている。
オメガ3系とオメガ6系をバランス良く摂取することが必要です。
亜鉛
亜鉛は、お肌や髪の毛や爪などの健康維持に欠かせません。
亜鉛が多く含まれている食べ物は
- 牡蠣
- レバー
- 牛肉
- たまご
- チーズ
など。
ビタミン類
ビタミンA
皮膚や目、鼻の粘膜を正常な状態に保つ。免疫細胞の働きを活性化させる。
<多く含まれる食べ物>
- レバー
- うなぎ
- バター
- 緑黄色野菜
ビタミンB群
お肌のターンオーバーを正常に保つ。ビタミンB群は単独で摂取するよりも複数のB群同士で取る方が有効。
<ビタミンB1が多く含まれる食べ物>
- 豚肉
- 玄米
- レバー
- 大豆
<ビタミンB2が多く含まれる食べ物>
- レバー
- うなぎ
- いわし
- 納豆
- 牛乳
<ビタミンB6が多く含まれる食べ物>
- 緑黄色野菜
- 魚介類
- ナッツ類
<ビタミンB12が多く含まれる食べ物>
- 魚介類
- 肉類
- のり
ビタミンE
血行促進と新陳代謝の活発化。
<多く含まれる食べ物>
- あんこうのきも
- すじこ
- キャビア
- たらこ
ビタミンC
コラーゲン生成や体内の活性酸素除去。
<多く含まれる食べ物>
- 赤ピーマン
- 黄ピーマン
- アセロラ
- パセリ
- 芽キャベツ
- レモン
さいごに
乾燥肌対策にはセラミドが重要ですが、寝不足などでターンオーバーが乱れるとセラミドは減少してしまします。
- 肌の外側からのケア
- 身体の内側からのケア
も大切ですが、毎日の規則正しい生活も健康な肌を保つには当然大切だということを忘れないようにしましょう。