マラソンでリタイアしてからバスに収容されるまで!

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多くのランナーが参加するマラソン大会ですが、全てのランナーが完走できるわけではありません。

ヤバイ時は『リタイア』します。

  • 諦めたとき
  • 関門に引っかかった時
  • 体調が最悪になったら
  • 故障してしまった

こんな時です。

でも距離の長いマラソン大会では、リタイアした場合自力で帰ることが出来ませんので、バスに収容されてしまいます。

今回は、私がウルトラマラソンで初収容された体験を紹介したいと思います。

リタイアしなければ良かった~と後悔するくらいの経験です。ぜひご覧ください。

マラソンでリタイアするまでの心境

参加した大会の詳細

参加したのは

柴又100K

当日朝の移動で、その日の間に帰宅できるということで、ウルトラマラソン初チャレンジの大会として選びました。

  • 参加したのは2014年6月1日(日)
  • 100km一般です。

一般の完走率は42.4%リタイアしたランナーが861人もいました。その中の人が私です。

レース全体では、1314人リタイアしています。これだけのランナーが収容されたということになります。

スタートから40kmまで

当日の最高気温が33.1度。

私が最も苦手とする、暑い中でのマラソンです。

ですが、気持ちも高ぶっていて、なんとかなるくらいに考えていました。

 

40kmまでもすごく調子が良く、ひたすら続く江戸川とその堤防の単調な景色も

気持ちいい~

くらいに思っていました。

 

このまま順調に走れれば100kmを10時間以内でゴールできるタイムだったので当然です。

40kmまでは。。。

調子に乗ってました。

初めて参加する大会は、だいたいこんな感じです。

40kmから55kmまで

40kmを超えると、急に頭がもうろうとしてきました。

気温が上昇してきたため、若干熱中症気味です。

そうなったら、もうダメです。

 

ひとまず、第20給水所の55km地点まで頑張ることに。ここで、給食を食べて救護所で氷をもらい、頭を冷やしました。

冷やしながら悩みました。

ここでリタイアするかどうか。
今リタイアすれば、すぐにバスがあるとのこと。

バスなら、1時間弱でスタート地点に戻れます。まだ、正午過ぎだったので、このバスに乗れば早く帰れます。

でも、あろうことか、この救護所で15分ほど休憩して復活した気になってしまい、レースに復帰。

そこから地獄が待っていました。

55kmからリタイアまで

復活した気になっていたものの、そこから1kmほど移動したら再びヤバクなってきました。

移動と書いたのは7分/kmという、もはや走っていないくらいのペースだったからです。

もう頭の中では

  • 「リタイアする?」
  • 「でもこのまま走れれば、11時間台でゴール出来るかもよ」
  • 「でもキツイでしょ?」
  • 「倒れたら迷惑かけるよ」
  • 「完走できないのか~」

など、頭の中はグルグル。こうなってしまうと、ダメですね。

67km地点で、ボランティアの学生くんに塩を勧められ水分補給をしたときに、とうとう体に震えが起きてしまったためリタイアを決断しました。

15時頃だったと思います。

 

河川敷の向かい側には滑走路があり、真っ青な空に向かってグライダーが飛び立っていきます。

普通に見る景色なら、とても気持ちが良いのですが、その時は「ぼ~」っとしていました。

リタイアしてからスタート地点に戻るまで

すぐに戻れるわけではない

リタイアして思い知るのは、すぐにバスに乗れるわけではないということです。

バスがある地点までハイエースが走っていて、まずはそのハイエースが来るのを待たなければいけません。

乗れるのもリタイアした順番です。

順番が回ってきて、ハイエースに乗って80km地点にある大型観光バスに移動できて一安心しましたが、まだバスは動きません。

 

なぜ動かないの?

 

それは、80km地点の関門にかかったランナーを待つのです。全員そろってから、スタートに戻るとのこと。

  • 一度汗だくになり
  • 汗が乾き、、顔が塩で白くなり
  • 汗クサクなり

そんな状態で、ずっと待機。

リタイア前の心境とは、また違ったツラさがありました。

戻れた時間

結局戻れたのが、18時30分頃

リタイアしてから、3時間30分後です。フルマラソン走れる時間ですね。

そのまま7分/kmで走り続けていれば、もう少しでゴールできる時間でもあります。

 

「制限時間も14時間と長いので、完走できたかも。」

「15時過ぎから気温も下がりはじめたから、もしかしたら」

 

などと考えてしまい往生際が悪かったですね。

さいごに

いかがでしたか?

マラソンはリタイアするタイミングを間違うと、帰れるまで時間がかかります。

かといってリタイアありきで参加するわけではないので、上手くリタイアなんか出来ません。

でも、頑張り過ぎて迷惑をかけるのが一番恥ずかしいことなので、やはり万全の体調と作戦を持って大会に参加するべきだと痛感しました。

柴又100k
~東京←→埼玉←→茨城の道~

とありますが、私には茨城の道が

茨(いばら)の道」に見えてしまいます。

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