京都の御朱印(紙でもらえる)4箇所と庭園5か所をバス一日券700円で回る方法!

京都での滞在3日間のうち、初日の丸一日フリー時間を使って庭園を主に観光。

交通手段はバス。京都は時間さえそんなに気にしなければ(紅葉などのハイシーズンは要注意。乗降者数が増え、道路が混むので時間が読めません)バスであちこちまることも可能。

ということでバス一日券(令和3年10月1日から600円が700円に新しくなりました)を使って

大覚寺→三十三間堂→並河康之七宝記念館→大徳寺本坊→詩仙堂

をまわってきました。

しかも、全て紙でもらえる御朱印ということで、重い御朱印帳を持たずにまわることが出来ました。

『四条烏丸』のりばE(西行き)から91系統(大覚寺行)で『大覚寺』へ

スタートはホテルがある四条烏丸から。いつも泊まるホテルは決まっていて、四条烏丸にしているのは交通の便がよいからです。

バスの便はもちろんですが、烏丸線[四条駅]と阪急京都線[烏丸駅]も使えるので個人的にはこの場所が便利!

さて大覚寺へ向かいます。大覚寺の拝観時間は朝9時から。

大覚寺(正式名:旧嵯峨御所大覚寺門跡)は、京都市右京区嵯峨にある1200年の歴史を誇る寺院で、嵯峨御所とも呼ばれる。弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山として知られ、明治時代初頭まで、天皇もしくは皇統の方が住職を務めた皇室ゆかりの門跡寺院でもある。

大覚寺HP⇒https://www.daikakuji.or.jp/

  • JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
  • 阪急「嵐山駅」から徒歩で約35分
  • 京福「嵐電嵯峨駅」から徒歩で約25分

と電車で行くとかなり歩きます。

バスだと大覚寺の前が停留所。

四条烏丸 (京都市バス)、のりばE(西行き)から8時10分発の市バス 91系統(大覚寺行)

に乗ります。

ほぼ時刻表通りに8時51分ごろ大覚寺に着きました。そこから徒歩1分。

9時前ですがすでに拝観を待つ人たちが並んでいました。

今の時期(10月1日から11月30日まで)、平成30年嵯峨天皇宸翰勅封般若心経1200年戊戌開封法会を厳修しているので、期間中の参拝料は、一律1,000円。

「勅封般若心経」が特別公開されているのでせっかく訪れるならこちらは必見です。

60年に一度しか開かれない扉があり、その御写経(勅封心経)を見ることができるのですから。

と、今回の目的は大沢池(おおさわのいけ)。

大覚寺の東に位置し、周囲約1kmの日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれます。

まあ、ただの池でしょ、と言われればそれまでですが。大覚寺の拝観料金のチケットを見せれば無料で入ることができます。

ただ京都全般に言えることですが、台風21号の影響がまだまだ残っていて、大沢池も一部通行止めでした。

嵯峨嵐山周辺の観光にしぼるのであればここから、

  • 清凉寺
  • 二尊院
  • 常寂光寺

などを参拝しながら紅葉を楽しむのもよいかもしれません。

大覚寺の御朱印は、『勅封般若心経戊戌開封法会記念』のモノ。入手たい方は、ぜひ訪ねてください。

『大覚寺』から『京都駅』で乗り換え【臨時バス】『博物館三十三間堂前』方面に乗り三十三間堂へ

次は三十三間堂へ向かいます。庭園めぐりと言いつつ、なぜ三十三間堂かというと、重要文化財である「木造千手観音立像(りゅうぞう)」1001体が26年ぶりに勢ぞろいしたという記事を見つけたから。

修理を終え、近く国宝に格上げされることを記念し、東京、京都、奈良の国立博物館に預けていた計5体が戻ったのだそうです。

というか、以前拝観したときは1001体揃っていらっしゃらなかったっていうことのほうがびっくりです^^

11月26日までは、拝観台を特設して一般公開されるそうなので是非!

朝日新聞デジタル

 三十三間堂(京都市東山区)の重要文化財「木造千手観音立像(りゅうぞう)」1001体が26年ぶりに勢ぞろいし、2日に報道…

三十三間堂へは

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大覚寺前から市バス 28系統(京都駅前行)

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に乗ります。

結構バスに乗っている時間が長いのでわたしはバス移動の際は休憩を兼ねて(座れればですが)、次の観光地の下調べや、SNSにアップする写真を選んだりする時間にしています^^

10時23分発に乗り

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京都駅で乗り換えます

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ただ京都駅では三十三間堂方面などの有名どころへは臨時バスが出ているので時間を気にせず

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博物館三十三間堂方面の来たバスに乗れば大丈夫。

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三十三間堂は京都国立博物館の近くです。

三十三間堂の御朱印です。

『博物館三十三間堂前』から『東山三条』で降り並河靖之七宝記念館へ

そして並河靖之七宝記念館へ。

ここは、隣同士で親しかった「植治」こと七代目・小川治兵衛が、明治の大事業「琵琶湖疏水」を利用した「水の庭」ではじめて個人邸に水を引いて庭を作った場所です。

琵琶湖疎水といえば、桜がキレイです。

room-wear.com

大津市役所の南側にある、三井寺駅のすぐ脇を流れる琵琶湖疎水の桜の様子を紹介します。 三井寺の桜と琵琶湖疎水の桜を同時に鑑…

この庭は京都市指定名勝にも指定されています。

博物館三十三間堂前の停留所から(バスを降りたところ)

  • 市バス100系統(清水寺・銀閣寺行)や
  • 110系統(祇園・平安神宮行)
  • 206系統(祇園・北大路バスターミナル行)

に乗り、東山三条という停留所から徒歩で約5分。

あたりまえですが世界が認めた並河靖之の七宝は必見!

気の遠くなるような微細な手作業から生まれる繊細で優美な七宝は実際に見ると思わずため息がもれてしまうくらい。

色彩感覚もすばらしく、できることならひとつ欲しいくらいです、笑。

お庭は個人邸なので広くはありませんが小川治兵衛らしい、疏水を活かした水の庭で景石や燈籠など、石へのこだわりも見どころのひとつです。

ただ池の中にたつ建物という感じなので湿気が多く、メンテナンスが大変そうだなと庶民は思うのでした。

ここですでに時間はお昼をとうに過ぎています。

『東山三条』から『北大路バスターミナル』で乗り換え『大徳寺』へ

大徳寺へは並河靖之七宝記念館から東山三条の停留所に戻り、そこから

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市バス206系統(高野・北大路バスターミナル行)

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に乗ります。

北大路バスターミナルまで行って乗り換えるか、北大路バスターミナルのひとつ手前の停留所で降りて、市バス1系統(西賀茂車庫行)に乗り換えるか、これは時間帯にもよります。

ちなみに北大路バスターミナルは建物の中に入るのでわかりにくいのですが青いのりばのGから出ているバスに乗ると大徳寺に行くことができます

北大路バスターミナル 乗り場

大徳寺の前に『蕎麦と料理 五-いつつ』へ

このあと大徳寺へ向かうので以前にも行ったことのある『蕎麦と料理 五-いつつ』 へ。

和久傳 WAKUDEN

京都の料亭和久傳と、料亭の味をおもたせに仕立てる紫野和久傳の公式サイト。旬のお料理や、京都の四季をお届けするだけでなく京…

大徳寺にもすぐですなのでよいのですがお店が広くないので混んでいることが結構あると思います。

お昼時間をはずしていたからか、ひとりだったこともあり、待つこと5分から10分くらいで座ることができました。

ただ大徳寺から最後に詩仙堂へも足を延ばそうと思っているので、ここでゆっくりするわけにはいかず・・・、冷やし蕎麦だけを頼んで、あとにしました。

みなさん、お昼のセットを頼んでいる方が多かったように思います。

2年前の夏に伺ったときは鴨と夏野菜の冷やし蕎麦を頼みました。

大徳寺本坊へ

そして大徳寺本坊へ。10月28日まで方丈・唐門(国宝) 狩野探幽筆 方丈障壁画(重要文化財)の特別公開があったのです。

日本に36件のみ存在する特別名勝の方丈庭園を有し、前庭は天祐和尚、東庭は小堀遠州の作庭で、江戸時代初期を代表する枯山水ということで見てきました。

大徳寺にはたくさんの塔頭がありますが本坊を拝観したのははじめてでした。こちらも台風21号の影響で屋根がはがたりと大変なようで、修復しようにもなかなか職人さんの手がまわらないようでした。

『大徳寺』から『一乗寺下り松町』で降り詩仙堂へ

そして最後の詩仙堂へ。ここまでバス一日券をフルに使ってきましたが、詩仙堂の拝観受付終了時間は4時45分。

少しでもゆっくり庭園をまわりたいのでバスがすぐになければタクシーで行くことも考えていましたが、ちょうど詩仙堂に行くのに降りる

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一乗寺下り松町を通る市バス北8系統(修学院・松ヶ崎行)のバス

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があったのでそれで行くことにしました。

この詩仙堂は個人的に大好きな場所です。

そこまで観光客も多くなく、静かに建物から庭園を眺めるもよし、庭園に降りて(そんなに広くはありませんが)、様々な花が咲いているのでゆっくり散策するもよし。

自分だけの時間を堪能することができます。

そしていつの間にかfacebookも開設されていました。

今回、瓦の葺き替えがあるということで瓦志納に一口協力してきました。ふたつまで願目を書くことができ、詩仙堂のポストカードがもらえます^^

さいごに

今回京都市バスの一日乗車券600円で乗車した区間は以下の通りです。

四条烏丸→大覚寺→京都駅→博物館三十三間堂→東山三条→北大路バスターミナル→大徳寺前→一条下り松町→四条高倉→四条烏丸

四条烏丸がスタートとゴールで、一日乗車券600円で広範囲の庭園を回ることができました。

定番の観光地以外を堪能できるルートですので、参考にしていただければ幸いです。

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