自転車保険の選び方!賠償額はいくら?弁護士特約は必要?

jitensya

最近自転車保険の契約をしました。その時に選び方の基準として調べた内容をまとめて紹介します。何をポイントにして決めればよいのか知りたい方に役立つ内容にしてあります。

賠償額の決め方や弁護士特約などはどうすれば良いのか?なども掲載していますのでご覧下さい。

自転車保険の選び方

まず自転車保険を選ぶには次の3通りの方法があります。

  1. 自動車保険に自転車特約や傷害特約等を付ける
  2. 傷害保険に加入する
  3. 自転車保険に加入する

自動車保険に自転車特約や傷害特約等を付ける

自動車保険にプラスして自転車特約や障害特約、個人賠償特約などを付ける方法です。

現在加入している自動車保険によって、プラスしたほうが良いのか?別に単独で傷害保険や自転車保険に加入したほうが良いのかを検討することになります。

【私が基準にした内容】

  • 個人賠償:1億円以上
  • 示談交渉:あり
  • 弁護士費用:あり

で該当する保険を探すと

  • 損保ジャパン日本興亜:個人賠償⇒無制限
  • 東京海上日動:個人賠償⇒無制限
  • 三井住友海上:個人賠償⇒無制限

の3社しかありません。

個人賠償を3000万円とか5000万円とかに下げれば選択肢は増えますが、1億円以上に設定した理由は後半で詳しく説明します

自動車保険にプラス出来る場合のメリットは、家族全員に補償がつく場合が多いということです。補償内容が基準に合っていて家族全員カバーできるのであれば、迷わず自動車保険に特約をつけましょう。

また、示談交渉サービスは事故後に被害者の方との交渉を保険会社が変わりに請け負ってくれるサービスですので、精神的負担や肉体的負担を考えると、せっかく保険に加入するなら示談交渉サービス付のものをおすすめします

傷害保険に加入する

傷害保険でも補償内容によって保険料が変わりますし補償内容も様々です。

  • 自転車乗車中の事故だけでなく、日常生活での自分のケガを補償するもの。
  • 自転車乗車中の事故を含めて、交通事故での自分のケガを補償するもの。
  • 自転車乗車中の事故の補償内容を手厚くしたもの⇒自転車保険

などがあります。もちろん賠償責任補償は、自転車乗車中だけでなく、

  • 買い物中に商品を壊した
  • 飼い犬が他人にケガをさせた

などの場合も補償してくれます。(保険内容の確認が必要)

ただし、傷害保険の場合は、補償内容が幅広くなりますが、示談交渉サービスが付いていないということがあります。

自転車保険に加入する

傷害保険の中でも自転車での事故の補償内容を手厚くしたものが自転車保険と言えます。

示談交渉サービスが標準で付いていたり、個人賠償責任の額も5000万円~1億円と充実しています。(保険プランによる)

あ・う・てのケガの保険 Bycle』のように、自転車事故で自分がケガをした場合の保険金が他の交通事故でのケガによる保険の2倍支払われるものもあります。

自転車保険は賠償額で決める?

自転車保険に加入する場合は、賠償額で決めることをおすすめします。近年の自転車事故で相手にケガをさせた場合の賠償額を見てみます。

平成25年7月の神戸地裁での判決
62才の女性が頭蓋骨骨折等の障害で意識が戻らない。
賠償額:9251万円

平成20年6月の東京地裁での判決
24才の男性会社員が重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
賠償額:9266万円

平成19年4月東京地裁での判決
55才の女性が頭蓋内損傷等で事故の11日後に死亡。
賠償額:5438万円

警視庁のHPに記載されていた内容です。5000万円以上の高額賠償判決が出ています。このことから1億円以上の個人賠償がついている保険が私は必要だと考えました。

TSマーク付きの自転車はダメ?

自転車を購入する際に有料で点検整備を受けるとTSマーク付帯保険に加入出来ます。この保険にも賠償責任補償が付いています。

しかし、

  • 青色TSマーク:1000万円
  • 赤色TSマーク:5000万円(平成26年9月30日までの赤色TSマークは2000万円

となり、先ほど紹介した賠償額を考えると十分とはいえません。しかし、自転車保険等に加入していないよりはマシですので、自転車購入時は加入することをおすすめします。

県民共済のこども保険は?

こどもがいるご家庭ではこども保険に加入されているかもしれません。

こども保険にも賠償補償がありますが、第三者への損害賠償は100万円~200万円です。自転車での加害事故を想定すると十分ではありません。

自転車保険の弁護士特約は必要?

自転車保険の弁護士特約は、自分が交通事故にあった場合に、相手方がコチラの補償について満足行く動きをしてくれない場合を考えると、あったほうが良い特約です。

必ずしも加害者側の保険会社が、被害者である自分の主張通りの内容を認めて保険金を支払うとは限らないからです。相手はプロですので、こちらにもし落ち度がありそうであればそこを突っ込んでくる場合もあります。

ケガをさせられて、面倒な交渉もしなければいけないということを考えると、弁護士特約は必要ではないでしょうか。

さいごに

以上のことをまとめると、自動車保険に付けるにしても、傷害保険や自転車保険に加入するにしても、共通の基準を設けることをおすすめします。

私は

  • 個人賠償:1億円以上
  • 示談交渉:あり
  • 弁護士費用:あり
  • 家族補償:あり(保険金が倍ぐらいになりますが)

以上の条件を満たした

『あ・う・てのケガの保険 Bycle』
ゴールド
家族タイプ
保険料:月額2160円

に加入しました。

他にも、自分が入院した時の入院一時金や入院保険金が充実しているほうが良いなど、どこまで充実した補償内容を求めるかはその人の基準になると思います。

しかし、一番はやはり他人にケガを負わせてしまった場合の補償が充実しているか?ということではないでしょうか。

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