我が家に昔からあるニベアの青缶が、高級クリームと成分が激似で、ニキビにも効果があったという『まとめ』があったので、とっても気になり調べてみました。
実際のところニキビには効果があるのか、高級クリーム『ドゥ・ラ・メール』の成分比較とともにまとめていますのでご覧ください。
ニベアの青缶がニキビに効くって本当?
ニベアを使ったらニキビが治ったという口コミや治らなかったという口コミがありますが、どちらが正解なのでしょうか?
結果としてはどちらも正解ということになるのでしょう。しかし、ニキビが出来た時の対応として、油分はアクネ菌の栄養分になるので基本的にはあらゆる油分を控えること!というのが私の認識です。
ニベアの成分は油分がメインです。『油分でフタをする』という保湿法には最適ですね。しかし、油分でフタをする方法も一昔前のもの。
今はセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分をたっぷり補給するのが一般的です。
さらにニキビには、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使用し皮脂分泌のコントロールや炎症を抑えます。(乾燥肌による角質肥厚から、毛穴が詰まることで出来るニキビには、化粧水使用後はたっぷりと保湿成分を補給しましょう。)
ということで、ニベアはニキビが出来た時に使用するのは控えたほうが良いと思います。
ニキビには
ビタミンC誘導体化粧水+セラミド美容液
ちなに、配合成分が似ているという、ドゥ・ラ・メール。
後ほど成分比較を見るとわかりますが全く別物として見えてしまうのは私だけでしょうか。ドゥ・ラ・メールにはニベアに含まれていない保湿成分などが多く含まれています。。。
ニベアの青缶とドゥ・ラ・メールの成分
成分が似ているというので、まずは両者の簡単な歴史から。
ニベアが誕生したのが1911年。薬学者であり企業家であったOscer Troplowitz博士により誕生。
当時は黄色い缶だったようです。現在の青缶になったのは1925年です。100年以上の歴史があります。
対してドゥ・ラ・メールは半世紀以上前に航空宇宙物理学者のマックス・ヒューバー博士が研究を開始。
開発を始めて12年後に誕生。
歴史はニベアの方が長いですね。
ニベアとドゥ・ラ・メールの成分
●ニベアクリームの成分
ニベアクリーム 中缶 花王 |
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
●ドゥ・ラ・メールの成分
![]() DE LA MER ドゥラメール クレーム 60ml |
水、ミネラルオイル、褐藻エキス、ワセリン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、ライム果汁、パラフィン、エタノール、硫酸Mg、オレイン酸デシル、ジステアリン酸Al、オクチルドデカノール、香料、クエン酸、ステアリン酸Mg、パンテノール、安息香酸Na、水添野菜油、シアノコバラミン、カロチン
ニベアとドゥ・ラ・メール成分の違い
●ニベアクリームにだけ含まれている成分
シクロメチコン:合成ポリマー、溶剤、滑剤
一般的な用途:他の成分によるベタツキを防いで肌に対する製品の伸びを良くする。
●ドゥ・ラ・メールにだけ含まれている成分
褐藻(かっそう)エキス:保湿剤、皮膚軟化剤
一般的な用途:皮膚の柔軟化、引き締め、活性化、保湿作用
ライム果汁:保湿性
一般的な用途:ビタミンCを多く含む。保湿効果、収れん効果
エタノール:溶剤、可溶化剤、収れん剤
一般的な用途:清浄、殺菌、収れん、清涼
パンテノール:ビタミン類、育毛効果
一般的な用途:皮膚の細胞を活性化
水添野菜油:油剤、閉塞剤
一般的な用途:水分の保持効果、エモリエント効果
シアノコバラミン:ビタミン類、保湿剤
一般的な用途:健康な肌への回復や維持
カロチン:着色剤、エモリエント剤
一般的な用途:紫外線防止、皮膚代謝調整、整肌、柔軟、コラーゲン生成を促す効果
ニベアの青缶適当な使い方は?
ニベアの青缶は油分を補うのに最適で、皮脂分泌の少ない目元や口元、40代以降では乾燥しやすくなるTゾーンやUゾーンに使います。正にクリームとしての利用です。
ニキビに効く化粧品を探す時って薬用クリームや化粧水を探すと思いますが、ニキビに効く保湿クリームがある?と思って探しませんよね。
ということで、乾燥した部位に使うという、そのまんまの使い方です。
化粧水⇒美容液⇒クリームの順で!
他には、ヒジやヒザ、かかとなどにも良いですね。
さいごに
気になる方は、ニベアは安く手に入るので買って試してみるというスタンスで良いのではないでしょうか。
実際にお肌が乾燥している部位などは、ザラツキもなくなりしっとりします。
ただ、皮脂分泌が多い方は、毛穴の開きが目立ったり、肌が余計にべったりするので顔への使用はおすすめはしませんよ~。