この記事では
2022年中に伊藤若冲の作品が見れる、美術館と開催期間、作品について紹介します。
また、「蕪に双鶏図」の面白い動画も掲載しています。
2022年若冲展!見れる美術館と開催期間
岡田美術館(2022年3月6日~7月10日)
- 開催場所:岡田美術館(箱根・小涌谷)
- 展覧会名:特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで」
- 前期(春夏編 ―若冲・御舟・一村など―):2022年3月6日(日)~7月10日(日)
- 後期(秋冬編 ―光琳・歌麿・春草など―):2022年7月16日(土)~12月18日(日)
岡田美術館で開催中の展覧会についてご覧いただけます。…
岡田美術館は、5階建てですが、3階が特別展の会場です。
孔雀鳳凰図
若冲の作品は、前期の春夏編で展示されます。
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伊藤若冲「孔雀鳳凰図」宝暦5年(1755年)頃 絹本着色 重要美術品
今回は、酒井抱一の「桜図」や菱川師宣の「江戸四季風俗図巻(上巻部分)」とともに、四季折々の花・鳥を慈しむ企画です。
月に叭々鳥図・雪中雄鶏図
4階の展示室では常設で、「月に叭々鳥図」や「雪中雄鶏図」が見れます。
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伊藤若冲「月に叭々鳥図」江戸時代中期 18世紀後半 【前期】
「画遊人・若冲」展ここに注目!
何かの気配にはっと振り向き、笹に降り積もった雪がはらはらと舞い落ちる「雪中雄鶏図」。舞台で見栄を切る歌舞伎役者のような鶏の姿は、庭で数十羽もの(!)鶏を飼い、日々観察していたという #若冲 だからこそ描けたものでしょう。#岡田美術館 #箱根 #伊藤若冲 pic.twitter.com/iia12kaKzC— 岡田美術館 (@okada_museum) November 12, 2020
伊藤若冲「雪中雄鶏図」江戸時代中期 18世紀後半 【後期】
福田美術館(2022年10月22日~2023年1月9日)
- 開催場所:福田美術館(京都・嵯峨)
- 展覧会名:若冲と蕪村 交差する美意識
- 会期:2022年10月22日(土)~2023年1月9日(月)
京都屈指の観光地である嵯峨嵐山にある「福田美術館」では、「たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような」作品…
公式HPには、2021年12月23日時点では、公開されていません。
蕪に双鶏図(かぶにそうけいず)
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伊藤若冲「蕪に双鶏図」18世紀 紙本着色
2019年11月に、若冲研究の第一人者である辻惟雄先生(美術史学者)と、福田美術館学芸課長の岡田秀之さんが
伊藤若冲「蕪に双鶏図」を見ながら対談をされています。
要約すると
- 玄人向き
- 蕪畑(かぶらはたけ)の描き方があまりにも綿密
- 若冲が描きたいように描いた
- 元祖若冲風の写生
- 動植綵絵の原型
- 超人的な細かさ
- 並みの人がやることじゃない
- 若冲であることは疑いもない
- 蕪らへの興味が並々ならぬことを指している
- 景和と署名がしてある
- 若冲の署名が他に全くない書き方
- 30代初の若冲の署名を誰も見たことがない
- 今まで見たことがない署名
「景和」の署名は
- 「蕪に双鶏図」:福田美術館 蔵
- 「葡萄図」:ホー・D・プライス蔵
- 「雪中雄鶏図」:細見美術館 蔵
の3点だけだそうです。
群鶏図押絵貼屏風
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伊藤若冲「群鶏図押絵貼屏風(左隻)」寛政年 1979年 紙本墨画
筆の勢いがある、水墨画です。
鯉魚図
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伊藤若冲「鯉魚図」18世紀 紙本墨画
霊亀図
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伊藤若冲「霊亀図」18世紀 紙本墨画
雲竜図
若冲と応挙の雲竜図。共通してるのは雲から現れてるってことだけ。同じものでもこれだけ龍に違いがあるんだな pic.twitter.com/5Z0i5JyKd9
— 夾(きょう と読みます) (@P6gVUTsoRBIlkVU) July 24, 2021
伊藤若冲「雲竜図」18世紀 紙本墨画
上部ツイッターの下四枚の写真の左上が「雲竜図」です。
まとめ
- 開催場所:岡田美術館(箱根・小涌谷)
- 展覧会名:特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで」
- 前期(春夏編 ―若冲・御舟・一村など―):2022年3月6日(日)~7月10日(日)
- 開催場所:福田美術館(京都・嵯峨)
- 展覧会名:若冲と蕪村 交差する美意識
- 会期:2022年10月22日(土)~2023年1月9日(月)