風邪、インフルエンザ、ノロウィルスなどの食中毒予防で
手洗いをして消毒液で消毒したつもりでも、手順によってはその効果が
ゼロ!!
になるって知ってましたか?
私は40代にもなって今回初めて知りました。しかもその「ゼロ」になる手順を日々しっかりと行っていたなんて。。。
ということで、今回は、消毒効果がゼロになる手順と正しい手順について紹介します。
「チコちゃん」に叱られる前に、正しておきましょう。
手洗いの消毒液の効果がゼロになる手順とは?
手洗いの消毒液の効果について知ったのは、インフルエンザの正しい手洗いの手順を調べていた時でした。
まずは、その時に見つけた、正しく手洗いが出来ているか、実際に見るとことが出来る「キット」についてお伝えしたいと思います。
(キットの売り込みじゃないですよ~。)
教育用の手洗いチェカーbySARAYA
手洗い後の洗い残しが目で見てわかるのが「手洗いチェッカー」です。
教育ツールとして取り扱っているようですね。
- 専用のローションを汚れに見立てて塗ってから
- 手を洗い
- 専用ライトに手をかざすと
- 洗い残しがわかる
というもの。
手についている菌やウィルスが目で見てわかるわけではありませんが、なかなか良いキットですよね。
特にこどもには、効果ありそう~。
「光っているところに、ばい菌がいっぱいだよ~」
「でも、こうやって洗うとばい菌がいなくなるんだよ~」
と教えるだけで、自発的に正しい手順で洗ってくれそうです。
また、スーパーやホテルなどの調理に携わる方にも、正しい手順の手洗いが浸透しそうなキットですね。
そんなキットを扱っているSARAYAが、食品取扱者向けにまとめているのが
食品衛生のための業務用「手洗い情報サイト」
食品衛生の従事者が「安全で信頼される食品を提供する」ために必要な「プロフェッショナル手洗い」を紹介するサイトです。…
この記事の中で、消毒液を使うタイミングについて紹介していました。
消毒液の効果がゼロになる手順
まず興味深いのが、手洗いの工程毎に手から大腸菌を回収した結果です。
未処理>洗って>ふいて>消毒
の順に大腸菌が減少していくことが確認できていますが、この中で
ふく
という工程も重要だということがポイントです。
さらに、
- ふかずに消毒
- ただふくだけ
を比較すると、大腸菌の数に差がないこともわかりました。
これ、驚きますよね。
消毒しているのに、ふくだけと差がないんですよ。
濡れたままの状態から比較すると、濡れたまま消毒液を使うというのは効果があったことになりますが、
ふく
だけと変わりないなら、「わざわざ消毒液をつかわなくてもね~。」
ということになります。
そして私は
- 手を洗って
- 濡れている状態で消毒液をつけて
- その後、タオルでふく
という手洗い方法をずっと行ってきていました。
ちっとも疑問に思っていませんでしたし、間違っていることも知りませんでした。
せっかく使っていた消毒液が「ふく行為と効果が変わらない」なんてね~。
あ~あ~、奥さんに叱られる~。
手洗いの消毒液の効果が出る正しい手順とは?
では、どのタイミングで消毒液を使うと効果があるのかというと
しっかりと手をふいた後
ということになります。
拭いてから消毒液を使うと「また濡れる」と思っていましたが、
エタノールなので蒸発するのですね。
この話を奥さんにすると「知らなかったの~」という一言。
さいごに
消毒液の使う手順についてまとめると
「ただふくだけ」と「濡れている状態で消毒液をつけて」
が、効果が同じで
消毒液は、手をふいた後に使うと良い
ということでした。
また、手を「ふく」という行為も菌を減らすことになるということ。
清潔なタオルを使うことや、外出時のハンカチ持参も大切ですね。