蔵王山の御釜で見ることが出来るエメラルドメラルドグリーンの湖面、一度は行ってみたい場所ですよね。
でも、噴火警戒レベルによっては近づくことが出来ない場所でもあります。
123年前の明治28年(西暦1895年)2月15日に噴火し、最近では、平成30年1月30日に噴火警戒レベルが1から2に引き上げれられ、その後平成30年3月6日に噴火警戒レベルが2から1に引き下げられた蔵王山の御釜。
噴火警戒レベル1であれば、御釜を見ることが出来る!
ということで、蔵王の御釜へ行ってきました。
でも初めて行く方には、ナビの設定場所も定かでない!(公式HPでもあいまい)ということで、アクセス方法を画像付きで紹介したいと思います。
- 東北自動車道の村田IC~蔵王大権現大鳥居
- 蔵王大権現大鳥居~大黒天
- 大黒天~蔵王刈田岳山頂駐車場
までの3段階に分けて紹介したいと思います。
目指す目的地のカーナビの設定、駐車場情報も合わせて詳しく説明しますので、最後
までご覧ください。
まずは蔵王の御釜へ行く前に噴火警戒レベルを確認すること!
冒頭でも「噴火警戒レベル1であれば御釜を見ることが出来る!」と書きました
が、この噴火警戒レベルの確認を出発前に行います。上の画像からもわかる通り「火山活動が活発になる場合があるの・・・・・」という看板が設置されています。
蔵王山は活火山なので、噴火警戒レベル2になると「火口周辺への立入が規制」され蔵王エコーラインの通行規制が行われます。
火口周辺とは、想定火口域(馬の背カルデラ)の範囲(詳細はコチラ)を示し、そこから1.2km範囲は近づけないのですが、要は、御釜の近くはおろか、蔵王エコーラインも通行止めになってしまうので、見れない!ということです。
ですから、まずは噴火警戒レベルの確認をしてから向かいましょう。
蔵王山の噴火警戒レベルの確認は↓のリンクで出来ます。
蔵王山の御釜へのアクセスするために目指す場所のナビ設定とは?
まずは、御釜へアクセルするために目指す場所のナビ設定を紹介します。
上の写真の画面真ん中にある鳥居の下に目指す「蔵王刈田岳山頂駐車場」があります。御釜との位置関係がわかると思います。
カーナビでは住所登録できませんので、名称登録で目的地を設定します。
名称は
蔵王山頂レストハウストイレ
これで出ない場合には
御釜
で検索します。
写真の真ん中に「蔵王山頂レストハウストイレ」があります。
蔵王エコーラインはオレンジ色の道路で、紫色の道路が有料の「蔵王ハイライン」です。
ちなみに私は「蔵王エコーライン」で検索して、ひとまず不動の滝を目指しました。
でも不動の滝からさらに40分かかりますので、最初から蔵王山頂レストハウストイレで御釜付近を目的地に設定しておいたほうが到着時間が正確にわかります。
東北自動車道の村田IC~蔵王エコーライン大鳥居
ここからは村田ICから蔵王エコーライン大鳥居までのルートを画像付きで交差点ポイント毎に紹介していきます。
村田ICを出たら左折。
そして次の信号を左折。
「蔵王」とあります。
いきなり不安感に襲われる道ですが、県道25号線です。
道なりにしばらく走ると信号があり
信号を過ぎると田園風景が広がります。
広い空と青い田園風景です。霞がかった山が奥行きを感じさせてくれて良いですね。
でも、よそ見は禁物
田園を真っすぐ進みます。
余談ですが、この道、夜に走ると車のライトで照らされた箇所以外は真っ暗です。
しばらく進むと右折します。がナビでは「右折」を教えてくれません。直進と認識しているようです。(私の使っているナビ限定かもしれませんが)
ここで右折します。
ここで右折をしないで県道25号線を進み、県道12号線に行くルートもありますが、距離優先ですと、ここで右折です。
緑豊かな風景が続きます。車も混雑していませんし、快適に走行できます。
しばらくすると、「蔵王エコーライン」と「遠刈田温泉郷」の看板が見えます。
ここを左折し
すぐに見える看板を右折します。
一時停止をして右折です。
錆びたトタン屋根と新しいトタン壁の青色、緑の草地がローカル感満載で良いですね。この道はドライブしているだけでも気持ちが良いです。
しばらく自然を満喫していると信号が見えてきます。
この信号の右手には「セブンイレブン」がありますので、飲み物など補充したい場合にはどうぞ。
信号で右折します。
蔵王エコーラインまで26kmの地点です。御釜のイラストが描かれていますね。
この26kmというのは、イラスト通り遠刈田山頂の駐車場までの距離です。
道なりに進みます。遠刈田温泉に近づいています。
ちょうどこの信号の左手二軒目の場所に、「アンティークこけし」を扱っているお店があります。「アンティークこけし」という言葉もこのお店で知りました。たんぽぽの川村エミコさんも買いに来たとか。
ジグザグ進みます。
ここが遠刈田温泉です。こけし好きの方は、ここからすぐ近くの「みやぎ蔵王こけし館」に寄っても良いですね。
林の中を進むと再び「蔵王エコーライン」の看板が登場します。
ここを左折すると「鳥居」です。
ちょうどこの鳥居側に曲がらずに右に曲がると「蔵王ロイヤルホテル」があります。
蔵王大権現大鳥居~大黒天
蔵王大権現大鳥居をくぐると川が流れています。
濁川です。この上流には、途中で「こまくさ平展望台」から見ることができる「不帰の滝」があります。
しばらく森の中を進みます。
本当は車を停車させて撮影したい奥さん。でも待避所がないですし、後続車もいるので車内から撮影。
綺麗な緑です。
まだ続きます。
ナビにはゴールマークがついていますが、ここは「不動滝」です。森の中をクネクネと進みます。
もう少しで滝見台です。
ここで小休止。
滝見台から見れる滝は「不動滝」です。
望遠でようやく見える距離に滝があります。手間の木々が視線を遮ります。
ヤマユリも見れます。大きいですね。
滝見台で滝を見てから再出発。
まだまだ緑のトンネルが続きます。
右に曲がると「峩々温泉」です。
御釜は真っすぐ進みます。
ここにゲートがあります。通行止めの時はこのゲートが閉まるんですね。
まだまだクネクネが続きます。
樹木の高さが低くなっていきます。
まだまだクネクネ進みます。
左手に「蔵王寺」です。
そのすぐ先にまたゲートがあります。
さらに樹木が低くなります。高山っぽくなってきました。
ガードレールが錆びていますね。大丈夫でしょうか。
山肌が見えてきました。しばらくすると「大黒天」です。
大黒天からが馬の背カルデラなんですね。異変を感じたらすぐ避難です。
こちらは「大黒天駐車場」
ここから、御釜まで登山できるルートがあります。
上りは1時間、下りが40分。賽の磧・刈田岳線登山コースという名称です。
この看板の場所からでも、荒々しい蔵王の山肌を見ることが出来ます。
いよいよ御釜が近づいて来たって感じになります。
樹木が強い風の影響で斜めに。
と、寄り道をしていると時間がなくなるので先を急ぎます。
大黒天~蔵王刈田岳山頂駐車場
大黒天からは御釜まではすぐです。
もう普通の風景じゃありませんね。
御釜の入り口の看板がある箇所で駐車している車がありました。
路肩が一部広くなっています。ここから登山をするのでしょうか。
私たちは「蔵王ハイライン」を通り、山頂の駐車場に向かいます。
「蔵王ハイライン」には斜め右に進みます。
すぐに料金所があります。
- 二輪自動車:380円
- 軽自動車・小型自動車・普通自動車:540円
- バス型自動車(マイクロバス・路線バス):1340円
- バス型自動車(その他):2160円
- 大型貨物自動車:2160円
路線バスからも料金を徴収するんですね。
普通自動車なら540円です。
料金を支払い、駐車場まで。
手前に舗装されていない駐車場が2箇所ありましたが、1台も駐車していなかったので頂上駐車場まで行くことにしました。
9時20分着ということで、駐車場は、まだまだ余裕があります。バイクは写真真正面が駐車場です。
途中寄り道をしましたが、村田ICを出発したのが8時ですので1時間20分で蔵王刈田岳山頂駐車場に到着です。
途中寄り道をしなければ、村田ICから60分ほどで到着します。
道路の混雑状況を見ながら、不動滝や大黒天に寄り道をするか決めると良いですね。
蔵王刈田岳山頂駐車場から御釜まで
まずは蔵王山頂レストハウスへ。
トイレは、入り口を入ったすぐ右手にあります。
左に行くとレストスペースがあります。ここの自販機では
- 伊衛門が180円
- CCレモンが180円
- 缶コーヒーが150円など
と山頂価格になっています。飲み物は途中のコンビニで調達しておくと良いですね。
駐車場から御釜までは徒歩5分ほど。
展望台があります。標高1670mです。駐車場からすぐなので元気に歩けるのですが、空気が薄いので普段運動していない方はゆっくりと歩くことをおすすめします。
展望台から見るとこんな感じです。
この時はまだ青色の空がのぞいていました。
山の天気は変わりやすいので、御釜が見えているときに行ったほうが良いと思います。
御釜を見てから刈田岳山頂に行くときには濃霧です。
刈田岳山頂です。景色は・・・・
濃霧の影響でしょうか、厳かな空間になっています。これ、普通に登山していたら周りが見えない状況ですから危ないですね。
下界が見えません。
まだ昼前です。この時は風も強くなり、短パン半そでで来ている女性たちが寒そうでした。
ちなみに1時間前はこんな感じです。
さいごに
いかがでしたか。蔵王の御釜はとにかく
ナビは
蔵王山頂レストハウストイレ
か
御釜
で御釜近くの山頂付近を目的地にして向かうと簡単です。
駐車場に着いたら後は徒歩5分。
ですから、駐車場から近いこともあり、軽装で行く方も多いと思いますが、逆に車なので軽くて風を通さない上着を持っていくことをおすすめします。
また、キャップや麦わら帽子などは、風で飛ばされる可能性がありますので、飛ばない対策をしていきましょう。
ちなみに帰る時には駐車場はほぼ満車。この駐車場手前の舗装されていない駐車場も利用している状況でした。この時、11時30分です。