9月27日(水)から六本木の国立新美術館で開催されている
安藤忠雄展 挑戦(TADAO ANDO:ENDEAVORS)
代表作の『光の教会』が原寸大で再現されているということで行ってきました。
その際の混雑状況や所要時間、鑑賞前、鑑賞時の注意や見どころや超おすすめグッズを紹介したいと思います。
特に鑑賞前の注意点!とおすすめグッズは、しっかりと目を通していただくことをおすすめします。
もう一度。鑑賞前の注意点とおすすめグッズはしっかりと!
それでは、ご覧ください。
『安藤忠雄展 挑戦』の混雑状況
安藤忠雄展に行ってきたのは、10月9日(火)の祝日です。
会期が2017年9月27日(水)→12月18日(月)と2カ月以上あるので10月9日であればそれほど混雑しないだろうと予想しつつも開館時間が10:00~18:00ということで、開館前の9:45に美術館に着くように行ってきました。
国立新美術館に行くのは久しぶりでしたので、まず驚いたのが、外にあったチケット売り場がなかったこと。
屋外だったので、悪天候(猛暑・雨など)を考慮してやめたのでしょうか。
私たちは、事前に招待券を入手していたので、チケットは確保済み。ということで、企画展示室1E(入口から一番奥の展示室)に向かいました。
開館前の混雑状況
まず到着すると、目に飛び込んできたのが並んでいる人。皆さん早いですね~。
国立新美術館の入口を入ったら、並んでいるのが見えました。
左側はチケット購入が必要な人で、右側はチケットを持っている人が並ぶ列となっていました。
開館15分前でこの状況ですから、混雑していないなあという印象です。
鑑賞時の混雑状況 その1
いざ鑑賞開始となりましたが、最初から
- インド 1976年
- ル・トロネ 1982年
- イスタンブール 1984年
- 沖縄 1985年
- インド 1986年
のスケッチが展示してあるため、そのスケッチを見るために、皆さん並び始めていました。まあ当然ですね。スケッチは後ろから覗き込んで見る!という方法で鑑賞できない状況でしたので、私も珍しく並びました。
入館前にはそんなに人が多くないと感じていましたが、並んだ状態で鑑賞していくとなると『混雑!!!』しているような状況です。
困った。。。
スケッチを見ながら思ったのは、10月6日(金)に東京建築士会の主催で開催されていた
講師:中村 義明(数寄屋建築棟梁/中村外二工務店代表)
聞き手・進行:岸 和郎(建築家/京都造形芸術大学大学院教授)
に行ったときに、中村義明先生が
- 『カメラはダメ。スケッチが良い。しっかりと観察することが大切』
- 『とにかく本物を見て触れて、本物を知ることが大切』
- 『知識として知っているのと、本物を知っていることは違う』
と、言われていたなあと。安藤さんとも旧知の仲だとか。
鑑賞時の混雑状況 その2
スケッチ鑑賞が終わってもまだまだ混雑?が続きます。
『section1』で住宅作品を一挙公開しているのですが、これもまたフォトモンタージュやプロセススケッチなどが展示してあるので、当然並びます!
時間に余裕がない方は、全部見ていると前半で結構時間を費やしますね。
『プロセススケッチ』は、出来れば平日の空いていそうな時に、もう一度ゆっくりと鑑賞したいと思います。
といっても石巻に単身赴任中なので実現できるか。。。
『安藤忠雄展 挑戦』の所要時間
次に鑑賞の所要時間ですが、9時45分に並び始めて、グッズも購入して美術館をあとにしたのが、12時20分でした。
なので2時間30分程度を目安にしておけば、大丈夫だと思います。
ただ、入場までに時間がかかるようであれば、鑑賞にも時間がかかるため所要時間は伸びますね。
『安藤忠雄展 挑戦』の鑑賞前、鑑賞時の注意点
『安藤忠雄展 挑戦』の鑑賞前の注意点
入場の列に並ぶ前にロッカーに荷物を預ける場合の注意点が2つあります。
一つ目は、カメラは預けない!ということです。
というのも、今回の目玉の『光の教会 再現』は内部も外部も撮影が可能ですし、『直島の一連のプロジェクト』も写真撮影が可能です。
携帯やスマホでも良いのですが、画質にこだわる方は、一眼レフカメラ等で撮影したほうが良いと思います。
カメラを使う場合も、十分空きのあるメモリーに替えておきましょう。
ということで、
ロッカーに荷物を預ける場合には、カメラは預けず持参!(ロッカーは100円で預けますが、100円は戻ってきます。)
2つ目は、音声ガイド用を借りたい方は、財布をロッカーに預けないこと。
一つ530円なので二人分でも1060円です。
建築当時のエピソードなどが、ご本人出演でガイドしてくれるので、借りることをおすすめします。
『安藤忠雄展 挑戦』の鑑賞時の注意点
鑑賞時の注意点としては、光の教会を撮影するときは、広角レンズがあると良いということです。
内部の撮影では、標準レンズでも問題なりませんが、外部を撮影したい方は、建物との距離が確保しずらいので広角があると良いと思います。
また、『直島の一連のプロジェクト』は、ついつい動画撮影をしたくなりますが、動画撮影は不可です。
記事の後半で写真を紹介します。
『安藤忠雄展 挑戦』の見どころ
見どころは『全て』と言いたいところですが、その中でも外せないのが、パンフレットにも記載のある
- ANDOの原点である住宅作品を一挙公開
- 代表作「直島プロジェクト」の全貌が分かるインスタレーション!
- 代表作「光の教会」を原寸大で、屋外展示場に再現!
の3sectionです。特に「直島」と「光の教会」は写真撮影が可能なので楽しめます。
また、展示作品によって
- フォトモンタージュ
- プロセススケッチ
- 平面ドローイング
- 断面ドローイング
- 模型
などで、これでもかというくらいに作品を伝えていますので、これを一日で消化するというのはある意味ツライです。
ちなみに、光の教会は
誰もいない瞬間を捉えるのはタイミングが合わなければ無理です。
左右には多くの方が撮影しています。
屋外も同様ですね。写真に写っていないだけで、回りはカメラを持った方が大勢いますよ。
直島は
動画と模型の組み合わせた様子がカッコイイです。
『安藤忠雄展 挑戦』のおすすめのグッズ
グッズはいろいろありました。
定番のポストカードや展覧会カタログ、書籍などがありますが、コンクリート打ち放しがプリントしてあるTシャツやハンカチなどもありました。
この中でもおすすめは、展覧会カタログですね。
スケッチサインが一冊一冊に貼り付けられており、さらにそのスケッチもカタログによって光の教会だったり、直島だったりと違っており、同じ光の教会でも色が違っていたりと様々です。
直島に行ってきたから直島が良いと言うおばさまがいたので教えてあげたりしながら、私たちは『光の教会』のスケッチ版を購入。
価格も破格の『1,980円(税込み)』
これ、買わない理由がないと思いませんか?
スケッチ違いで2冊買っている方もいました。
その気持ちわかるなあと思います。
『安藤忠雄のスケッチ帖』のような本が売っていたら即買いなのに。
連動企画の21_21とスタンプラリーもどうぞ
21_21DESIGN SIGHTで10月7日(土)から10月28日(土)まで、連動企画の
『安藤忠雄 21_21の現場 悪戦苦闘』
が開催されています。
入場無料で写真撮影可です。
以前カフェだった場所がギャラリーになっています。
お時間ある方はぜひ。展示を見てから屋外に行くとまた違った視点で鑑賞できます。
また、カワイイのが『ANDO建築スタンプラリー』
2箇所しか回れてませんが、スタンプがカワイイですね。
これ集めておいたほうが良いと思います。
つくずく、単身赴任中じゃなければなあって思います。
さいごに
建築家の展覧会がどこまで混雑するのか不明ですが、さすがに安藤忠雄といった感じはありました。
10月20日(金)にギャラリートークがあるので、再度帰省しようか迷い中。
その時は、とんぼ返りになりますが。
目の前で語ることがやはり気になりますよね。
お時間ある方はぜひ時間を確保して行ってみてください。