ランニングでダイエットをして痩せてやる!と思ったのになかなか痩せない。
そんな経験ありませんか?
美ジョガー(古い?)と呼ばれるスラッとした脚や颯爽と走る姿に自分を重ねて、ランニングを始めたけど。。。
週に4日以上毎回30分も走っているのに痩せない!
そんな方は、ランニングで痩せる方法よりも、痩せない理由を知ったほうが良いかもしれません。
今回、痩せない理由を9つまとめましたので、自分に当てはまっていないか最後まで読んでいただき、チェックしてみてください。
いきなりランニングを始める
普段歩いているのだから、ランニングはその延長。走ればいいんでしょ?
とそんな気持ちで、シューズやウェアだけを揃えて、始めてしまってはいませんか?
ランニングは、蹴る、空中で体のバランスを取る、着地する。そして蹴る、空中でバランスを取る、着地する、といった動作を繰り返します。
その時に、大切になるのが『フォーム』なんです。
ランニングは太ももの裏にあるハムストリングという筋肉と、太もも前の大腿筋、お尻にある大殿筋などの大きな筋肉を使う運動です。
その部位を使えるようにするのが『フォーム』
ですから適当に走れば、それだけ余計な部分に負担がかかったり、大きな負荷に耐えられない小さな筋肉を使って走ることが、故障の原因になります。
着地の時に自分の体重の約3倍の重さが片足にかかるのですから、1歩1歩の積み重ねが大切になります。
実際に、『ヒザが痛いから今日は走れない』などという経験があると思います。
結局、どこかに痛みが出ると、ランニングは中止せざるを得ませんね。
せっかくヤル気を出して、引き締まった身体を手に入れられるランニングを始めたにも関わらず、十分に走れなくなるんです。
ランニングの時間帯を気にしてしまう
朝走るのが良いのか?夜走るのが良いのか?
ダイエットの効率を気にするなら、効率の良い時間帯にランニングをしたいですよね。
でも、実際には自分の生活の中で、どちらの時間帯が無理なく続けられるのか?を考えることがポイントです。
フルマラソンを3時間以内で走れる3人の先輩ランナーは、3人とも出勤前に10km~15kmランニングを続けていると言います。
3人とも『スラッと』していますね。
ですから、私の中では、痩せたい、絞りたいなら『朝ラン』というのが答えとしてあります。
でも、実際に私がランニングをする時間帯の多くは夜10時頃。朝は弱いので、自分が出来る時間帯でランニングをするということを続けています。
また、同じ時間帯にこだわらず、偶然出来た時間に『パッと』ランニングに行くのも気分が違って楽しいですよ。
ランのコースで見かける人も変わりますし、景色も空気も変わって新鮮なので試してみて下さい。
BCAAを摂取しない
ランニンは着地時に体重の約3倍の負荷が脚にかかるので、高負荷の筋トレをし続けているのと同じです。
ランニングダイエットを始めたばかりなら、あなたの脚の筋肉はランニング中に自分の体重を支えるには、まだ十分ではないはず。
ランニングに限らず、筋トレやスポーツをすると、身体の中では筋肉の分解と再合成が行われています。
そして筋肉の分解を防ぐために必要なのが『BCAA』なんです。
BCAAはそのアミノ酸の一種で、必須アミノ酸という身体の中で生成できない12種類のアミノ酸のうち筋肉の回復や分解を防ぐ効果のある、アミノ酸の3種類を抽出したものが、BCAAといいます。
出典:https://welq.jp/7453
BCAAが不足すると、脂肪の分解と一緒に筋肉の分解も進むので、結果として『痩せにくい身体』になってしまいます。
ランニング後のケア不足
軽くランニングしただけでも、慣れていない身体は疲れています。
ランニング後のケアをしっかりと行うことで
- 翌日に疲れを持ち越さない
- ケガを防ぐ
ためには必要です。
特にランニングに使う次の部位は入念にストレッチをして、筋肉をほぐしておきましょう。
- ハムストリングス
- アキレス腱
- 股関節
- 内転筋
- 前もも
以下の動画で、ランニング後にそのまま外で出来るクールダウンストレッチが紹介されていますので、参考にしてください。
部分痩せの効果を期待しすぎる
ランニングダイエットをすると
- 脚が細くスッキリする
- お腹の脂肪が落ちる
- 背中がスッキリする
などと言われ、部分痩せの効果をすぐに期待します。
でも、いきなり脚が細くなったり、お腹周りが細くなるということではありません。
まずは、身体全体の脂肪が落ちていきます。それから徐々に脚が細くなったり背中がスッキリしてくるんです。
中には『脚から細くなった』という方がいるかもしれませんが、それはむくみが原因で太くなっていた脚の場合。
ランニングをすることで、身体の循環が良くなり、その結果細くなった可能性があります。
とにかく
まずは身体全体の脂肪が落ちる
という認識でいると、部分痩せの効果をすぐに求めなくなりますよ。
食事制限をしてしまう
ランニングダイエットをしているのですから、より効果を高めるために食事制限をする方もいると思います。
しかし食事制限をしてしまうと、筋肉を動かす燃料が不足することで、筋肉は相当なダメージを負ってしまいます。
また、酸素運搬能力の低下や疲労の蓄積で活性酸素が大量発生。なんてことにもなり兼ねません。
ランニングでダイエットをするなら
- ごはん
- 肉・魚
- 野菜
を食べることで
- 炭水化物(糖質)
- たんぱく質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
をバランス良く摂るようにしましょう。
安心して飲酒してしまう
実際に私が経験したのですが、ランニングダイエットを始めて体重が落ち始めたので、安心して飲酒していると体に脂肪が復活!
ということが起きました。食べる量はそのままで、走る距離は伸びていたのに、です。
その理由は、飲酒をすると、肝臓で合成される中性脂肪が増加するということ。
飲酒をすると肝臓はアルコールの分解を優先するため、中性脂肪が血液中に放出されます。
結果として、脂肪細胞に蓄積される脂肪が増えてしまいます。
特に
- ウイスキー
- 焼酎
- ブランデー
などの蒸留酒を飲むと、肝臓で合成される中性脂肪が増えるので、どうしても飲みたいなら
- ビール
- 日本酒
- ワイン
などの醸造酒にしておきましょう。
まだ1ヶ月しか続けていない
1ヶ月くらいだと、そろそろランニングに『飽きて』きたのではないでしょうか。ランニングをダイエットのために始めているので、結果が出なければ飽きても仕方がありません。
でも、もう少し続ければ目に見えて結果が見え始めるのに、止めてしまっては勿体ないですね。
ランニングダイエットは、2ヶ月、3ヶ月と長い目で気楽に続けるのがコツです。
もし、効果を早く実感したいのであれば、次で紹介する基礎代謝を高めるのが近道です。
基礎代謝を高めるのが効果的
代謝とは
安静にしていても消費されるエネルギーを基礎代謝エネルギーといいますが、この基礎代謝を高めると、いわゆる『痩せやすい身体』になります。
その理由を説明します。
代謝には3つあって
◆基礎代謝
呼吸や内臓を動かす、人間の生態活動で消費するエネルギー
◆生活代謝
食事、通勤、入浴など生活をする時に消費するエネルギー
◆食事誘導熱代謝
食事をする時に消費するエネルギー
エネルギー消費量の割合は
- 基礎代謝:70%
- 生活代謝:20%
- 食事誘導熱代謝:10%
となっているため、基礎代謝を高めることがポイントになります。
さらに基礎代謝の中でも、筋肉が消費するのが40%ほど。なので、筋肉量を増やすと基礎代謝がアップして痩せやすい身体になるのです。
どこを鍛えると良い?
基礎代謝をアップするために鍛えると良い筋肉はズバリ
大きな筋肉
具体的には以下の筋肉がおすすめです。
- 腹筋
- 僧帽筋・三角筋
- 広背筋
- 大でん筋
- 大腿筋
- 腓腹筋・ヒラメ筋
中でも腹筋は全身の中でも面積が広いため、まずはランニングに腹筋を組み合わせるだけでも良いですね。
さいごに
いかがでしたか?ランニングダイエットで痩せない方は、ここで紹介したポイントを見直すと、きっと痩せ始めるタイミングが早くなります。
また、ランニングのような有酸素運動は
- 鎮痛効果
- 気分の高揚をもたらす
神経伝達物質=βエンドルフィンが運動中に大量に分泌されるため、ポジティブな思考が出来るようになります。
特に『心が疲れてきたな』と思う場合のケアにぴったりなので、痩せ体型とポジティブ思考の両方が手に入るランニングは続けてみてください。