金沢周遊バスを使ってどれくらい観光地を回ることが出来ると思いますか?
はじめてだと、それぞれの観光地の距離感や所要時間などがわかりません。
そこで、今回の金沢旅行での1日目で周遊バスを使って観光したルートを紹介します。
- 11時30分に金沢駅を出発して
- 16時30分に金沢駅に戻ってくる
半日5時間コースです。
金沢の観光地のスケール感がなんとなくつかめると思いますので、どうぞご覧ください。
チケット購入前の準備
金沢周遊バスチケットの購入前にまず、準備が必要です。
- 大きな荷物はロッカーまたはホテルに預ける
- 観光ガイドブックの入手
特にガイドブックは入手しましょう。
というのも、周遊バスチケットを購入すると、『時刻表 ルートマップ』がもらえるのですが、これがわかりずらいんですね。
なので、金沢市内にある観光地の位置関係を把握するために、あったほうが観光しやすいです。
新幹線の改札口を出ると、真正面右手に
観光情報センター
があります。
まずは観光情報センターへ行き、金沢市観光ガイドブックをもらいます。
もらうといっても、ラックに置いてあるものを取るだけ。
A4サイズの冊子で、23ページあります。
ガイドブックの中身は
- 金沢の歴史
- 定番コースの紹介
- 金沢市内の地図
- まいどさんおすすめのコース
- 交通案内情報
- 各観光地の紹介
などがあり、市販のガイドブックは不要と感じられくらいの内容です。店舗の詳細情報はありませんが、それは現地でなんとかなります。
これ1冊あれば、ひとまず観光できてしまいます。
で、ここで使えるのが『地図』
金沢市内の位置関係が一目で把握できます。
この地図を横に置いて、周遊バスのルートマップを見ると、詳細な道まで把握できるので、降車後のルートや徒歩移動の作戦なども立てやすくなります。
ガイドブック手に入れましょう!
金沢周遊バスのチケットの購入
金沢市内を観光する際には、金沢周遊バスのチケットは必須です。
というのも、大人1人500円で、北陸鉄道のバスが乗り放題になるだけでなく次で紹介する施設の入場料が割引になるからです。
バスも2箇所で乗り降りするだけで、元が取れます。
フリー乗車券で割引になる施設
- 安江金箔工芸館:300円(一般)が250円
- 金沢蓄音器館:300円(一般)が250円
- 泉鏡花記念館:300円(一般)が250円
- 寺島蔵人邸:300円(一般)が250円
- 徳田秋聲記念館:300円(一般)が250円
- 志摩:50円引き
- 懐華樓:100円引き
- 成巽閣:団体料金
- 石川県立美術館:団体料金
- 石川県立歴史博物館:団体料金
- 加賀本多博物館:50円引き
- 加賀友禅会館:50円引き
- 金沢21世紀美術館:団体料金
- 金沢能楽美術館:300円(一般)が250円
- 中村記念美術館:300円(一般)が250円
- 金沢ふるさと偉人館:300円(一般)が250円
- 鈴木大拙館:300円(一般)が250円
- 室生犀星記念館:300円(一般)が250円
- 前田土佐守家資料館:300円(一般)が250円
- 武家屋敷跡 野村家:50円引き
- 長町友禅館:30円引き
- 四高記念文化交流館:団体料金
- 金沢湯涌夢二館:300円(一般)が250円
- 金沢卯辰山工芸工房:300円(一般)が250円
- 天徳院:1割引
黄色ラインの施設が半日5時間コース中に観光した施設です。
(2日目には21世紀美術館に行きましたが、1人200円割引でした。)
割引だけで、50円+50円=100円(1人)
半日5時間コースで観光したルート
金沢駅出発
- 事前にチケットは購入済み。
- 荷物もホテルに預け済み。
の状態で金沢駅を出発します。
(左回りルート)
出発:11時30分
のりば:金沢駅東口(7番のりば)
周遊バス用の白線があります。
近江町市場
おりば:武蔵が辻・近江町市場
近江町市場には、バスに乗ったと思ったらすぐに到着します。4分くらいで着いたと思います。
ここでは、市場内の散策と昼食を摂りました。
その後、ひがし茶屋に行くために、バスのルートを探しましたが、なかったので歩くことに。
柳宗理記念デザイン研究所
泉鏡花記念館を目標に歩くと、記念館の前に柳宗理記念デザイン研究所があります。
バタフライスツールなどは、超有名なので、聞いたことがある人は多いと思います。
でこの研究所に付属する展示資料室が無料で開放されています。実際に見て、触って、鑑賞することができます。
パッと見入りづらそうですが、大丈夫。自由に鑑賞できるので、工業デザイン好きの人はすごく楽しめると思います。
※泉鏡花記念館は、研究所のエントランスの奥に進むと中庭があってその奥にあります。
ひがし茶屋街
柳宗理記念デザイン研究所を後にして、金沢文芸館を横目に浅野川大橋まで歩きます。
橋を超えると、ひがし茶屋街です。
◆志摩(国指定重要文化財)
ひがし茶屋街での目的は
『志摩で抹茶をいただく』
『お茶屋の建物鑑賞』
入館時にフリー乗車券提示
◆箔座ひかり藏
ここは、金箔を施されたグッズを取り扱っているショップですが、目的は
『純金プラチナ箔を使用した蔵の鑑賞』
これは、圧巻なのでぜひ見に行ってください。無料で鑑賞できます。
◆お土産購入
加賀麩 不室屋
でお土産を購入。
持ち歩きを考えると、生麩は買えませんでしたが、金沢駅の『あんと』でも購入できます。
◆菅原神社
菅原神社で参拝
ひがし茶屋街の鎮守で、家紋が前田家と同じ梅鉢が彫られています。
一通りがなくなる場所にあるため、ひっそりと佇んでいます。
◆宇多須神社
宇多須神社で参拝
菅原神社のすぐ横に宇多須神社があります。江戸時代には前田利家を祀っていた神社で、右手にある逆立ちした狛犬が見物です。
主計茶屋街
ひがし茶屋街からちょっと歩いて、主計(かずえ)茶屋街に移動しました。
ここは、散策メインの茶屋街になります。
浅野川沿いを歩いたり、路地に入ったりしますが、割とあっさりと散策終了。
夜に行くとより風情があって良さそうな町ですね。
そのまま寺島蔵人邸に向います。主計茶屋街から兼六園方面に向かって歩きます。
寺島蔵人邸
金沢市指定文化財
純粋に武家屋敷として使用されていた建物がそのまま残っているのは、市内ではここだけです。
茶室やうぐいす張りの廊下、庭などが鑑賞できます。特に茶室は、船底天井に設えてある大変珍しい意匠をしています。
フリー乗車券提示で割引
橋場町バス停からLLルートで金沢駅まで戻ります。ただ、金沢駅行きの北陸鉄道のバスに乗れば良いので、周遊バスを待たなくても大丈夫です。
金沢駅到着
到着したのが
16時30分頃。
ちょっと早い戻りでしたね。
これには理由があって、19:00~のライトアップバスで、金沢市内の観光をするためです。
ホテルにチェックインしたり、一旦ホテルで落ち着いて作戦会議です。
ちなみにライトアップバスが運行しているのは土曜日だけなので、ご注意を。
さいごに
いかがでしたか?
金沢市内は本当にコンパクトにまとまっているため、移動にはあまり時間をかけずに済みます。
なので、考えているよるも多くの観光地を回ることが出来ると思います。
バスのルートがない場合でも、ちょっと歩いて移動してしまえば良いだけなので、そこは臨機応変に対応すればバス停が近くになくてもあまり困りません。
もっと欲張りな観光プランを立てて、金沢を満喫できると思います。
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