ビール・日本酒・ワインの注ぎ方と受け方のマナー!
上司との飲食や仕事での接待、忘年会、新年会などで社会人として身につけておきたいのが、アルコールの注ぎ方や受け方のマナーです。おさえどころさえわかれば、難しいことではありません。
今回は
- ビール
- 日本酒
- ワイン
の注ぎ方と受け方について紹介しますので、粗相のないようにしっかりと覚えましょう。また、注ぐタイミングや、飲み物のすすめ方も後半部分で紹介しますので最後までご覧ください。
Contents
ビールの注ぎ方と受け方のマナー
ビールの注ぎ方のマナー
- 瓶ビールのラベルを上にして右手で持つ
- 持つ位置は、ラベルの下半分が隠れるくらい
- 左手を下から添える
- 添える位置は瓶の首に向って細くなる部分
- 初めはそっとグラスに注ぐ
- 途中で勢い良く注ぐ(泡が適度に立つ程度)
- ちょうどよく泡がたったら、最後は静かに注ぐ
◆ポイント
泡がグラスの縁から少しせり出すくらいに注ぎます。ただし、微妙な加減が必要なので、あふれさせてしまうくらいなら、グラスの上に少し泡がたった状態で止めておきます。
泡と液体のバランスは3:7程度。
泡が多すぎても良くありません。途中で注ぐ勢いが強すぎると泡ばかりたつので注意しましょう。
ビールの受け方のマナー
- グラスを右手で持つ
- 左手はグラスの底にそえる
- グラスが傾けないのが正式
◆ポイント
グラスにビールが残っている状態ですすめられた場合は、飲みほしてからグラスを出します。注ぎやすいように傾けるのが一般的ですが、正式には傾けません。周囲の状況を見ながら臨機応変に対応しましょう。
日本酒の注ぎ方と受け方のマナー
日本酒の注ぎ方のマナー
- 徳利に模様があるなら、模様を上にして右手で持つ
- 左手を下から添える
- 注ぎ口は杯から離して注ぐ
- 杯の8分目を目安に!
◆ポイント
杯がテーブルに置かれたままで注ぐのはマナー違反なので注意しましょう。相手が席を外している間に注ぐのもNGです。
日本酒の受け方のマナー
- 右手で杯を持つ
- 中指と薬指で杯の底をはさみ、人差し指と親指で上の部分を軽く支える
- 「いただきます」と言って受ける
- 杯は一旦テーブルに置くか、ひざ元まで戻してから飲む
- 飲んだ後は相手にも日本酒をすすめます。
◆ポイント
杯に左手を添えて受けると丁寧な印象になります。断りたい時は、杯を手で覆って「もうたくさん頂きましたので」と断ります。
ワインの注ぎ方と受け方のマナー
ワインの注ぎ方のマナー
自分たちで注ぐ場合のマナーです。
- 基本的には男性が注ぐ
- ラベルを上にして右手で持つ
- 左手は添えない
- グラスの3分の1まで注ぐ
◆ポイント
ビールと違い、グラスにはたっぷり注がないようにしましょう。
ワインの受け方のマナー
- グラスを置いたまま受ける
- お礼は忘れずに
◆ポイント
飲む時はグラスの脚の部分を持って、ワインを温めないようにしましょう。
注ぐタイミングや飲み物のすすめ方
同席の場合
同席の人には、グラスが空になっていたら「いかがですか?」と飲み物をすすめます。それまでに何を飲んでいたのかを確認してすすめるようにしましょう。
断られた場合は、無理強いはしてはいけません。
他のテーブルを回る場合
ビールや徳利を自分のテーブルから持って、他のテーブルに注いで回る人がいますが、それはマナー違反です。
手ぶらで移動して、近くにあるビールや日本酒をすすめるようにします。
さいごに
会社によっては、飲み会の席では全て瓶ビールと徳利なんてことも。
さらに上司自らついで回るということもありますので、注ぎ方と受け方は最低限のマナーと心得て、身に付けておきましょう。