自宅で簡単に作れる梅酒ですが、知らないと違法になる場合があります。
どのような時に違法になるのか、使える酒の種類や使い方についての注意点を紹介しています。
知らなかったでは済まないので、ここで覚えておきましょう。
梅酒の作り方で違法になる場合とは?
国税庁のHPに
『酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなす』
とあります。つまり梅酒を作る行為は酒類の製造にあたります。
しかし、例外として自分で飲むための酒類に以下の物品以外のものを混ぜる場合は製造行為にはなりません。
ここでいう酒類とは、
- アルコール分20度以上のもの
- 酒税が課税済みのもの
いずれも満たしたものです。
【混ぜてはいけない物】
1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
根拠法令等:
酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項国税庁HP 2021年12月16日
梅酒の作り方使える酒の種類
アルコール分20度以上の酒であれば、梅酒作りに使用できます。
- ウォッカ
- ブランデー
- ウイスキー
- ジン
- ラム
- 泡盛
- ホワイトリカー
- 芋焼酎
- 麦焼酎
- 日本酒(20度以上)
などです。
特に日本酒で漬けた梅酒はまろやかで飲みやすいと評判です。
そんな日本酒を使った梅酒の作り方を紹介します。
梅酒を日本酒で漬けるには?
基本的には、ホワイトリカーを使った作り方と同様です。ただし注意点があります。
梅に穴を開けない(にごりや雑味、腐敗の原因)
3ヶ月~半年で梅を取り出します。(ホワイトリカーは1年が目安)
アルコール度数が低く(14度程)完成するのでロックで飲める
濃厚で芳醇
ホワイトリカーよりも飲みやすい
1か月から飲み頃になります。
梅酒用に相応しい日本酒が売っていますので、ぜひ試してみて下さい。
まとめ
簡単に作れる梅酒、違法にならないように作れば何の心配もいりませんね。
特に日本酒で作る梅酒は、飲み頃になるまでも早いので、他のお酒で作る梅酒が飲み頃になるまでは日本酒の梅酒を楽しむなどの工夫が出来ておすすめですよ。
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