仕事が忙しい時期や、飲み会が重なったりする時期は疲労が蓄積されて免疫力が低下しがちです。そんな時に気を付けたいのが『扁桃炎』。
ひどくなると仕事にも影響をしかねない大変つらい病気です。
特に私が扁桃炎になった時の体験を中心に、症状や原因そして扁桃炎が治った治療法を紹介します。
扁桃炎のつらい症状
扁桃炎になると次のようなつらい症状があります。
- 強いのどの痛み
- 38℃~40℃の高熱
- 悪寒
- 関節の痛み
- ものを飲み込む時の耳の痛み
- 頸部のリンパ節の腫れ
扁桃炎はなったことがある人以外は、ちょっとこじらせてしまった風邪?のように見えますが、本人にとっては本当につらい病気です。
特に40℃近くの高熱が夜中に出た時は、救急病院に連れていってもらうほどです。38℃ではなく40℃の熱が出てしまったら、もうこの世の終わりを望むくらいのつらさでした^^
とりあえず、意識がない状態にして欲しい!と願っていました。
ツバを飲み込むだけでも、のどと耳が痛くなるので何も飲み食いしたくありません。
鎮痛剤を飲んで、やっと水分が取れるくらいです。
扁桃炎の原因
扁桃炎の原因は
細菌によるもの
- 化膿性連鎖球菌
- インフルエンザ菌
- 黄色ブドウ球菌
- 肺炎球菌
- 溶連菌
ウイルスによるもの
があります。
鼻や口から入ってくる細菌やウイルスを気管や肺へ入らないようにするための『口蓋扁桃』が感染源になってしまいます。
健康な時は感染しても発症はしませんが
- 疲れがたまっている
- 飲み過ぎ
- 食べ過ぎ
- 気候の変化
- 大気中のほこり
などがきっかけで発症します。私の場合は、特に年末の職場の大掃除の際にマスクの着用を忘れてしまった時にやられていました。
また、忘年会が重なったり、仕事が一区切りしたために気を抜いてしまうと扁桃炎になることが多かったと思います。
集中して扁桃炎になった時は
- お盆の時期
- 年末年始
などが多く、その他連休前なども扁桃炎になったりと休日を満喫できない年が20代後半に2~3年続きました。
扁桃炎が治った治療法
扁桃炎の治療はウイルスか細菌か原因を見極め、のどから菌を採取して原因菌を特定してから抗菌薬が処方されます。
処方された抗菌薬と消炎鎮痛薬を4~5日服用すると復活します。つらい症状も毎回薬を飲むことで治していました。
しかし毎年3~4回も扁桃炎による高熱でつらい思いをしていたので、とうとう扁桃摘出を勧められました。
習慣性扁桃炎
年に何度も繰り返す扁桃炎は『習慣性扁桃炎』といいます。
- 年に7回以上
- 2年以上にわたり年4回以上
が摘出の基準です。
こどもから30才代まで幅広い年齢層に見られるそうです。私もちょうど28才の頃でした。
特に仕事をしている人は、社会生活上支障があるので可能であれば手術をして摘出をしたほうが良いとのことでした。
手術による扁桃の摘出
私の扁桃炎が完全に治った治療法というのが
手術による扁桃の摘出です!
手術や入院中の様子をざっくりまとめると
- 手術は全身麻酔
- 手術中にアゴがはずれる
- 入院は2週間
- 2週間入浴できず
- 体重7kg減少
- 食事が美味しくない
といった感じです。
手術費用や入院費用も、
- 高額医療費制度により負担額の上限が決まっていた
- 県民共済に加入しさらに特約を付けていたことで、入院手当と手術共済金が下りたので、費用負担がなく手術が出来た
ということがあり大変助かりました。
扁桃摘出後は?
扁桃摘出後は、扁桃炎になることも一切なく、風邪もほとんど引かなくなりました。
扁桃炎で1年に何度もついら思いをしている人には、摘出をおすすめします。
本当に今までのつらかったのはどうしたの?というくらい健康になりますよ。
さいごに
扁桃炎には
- 一般的な『急性扁桃炎』
- 急性扁桃炎の症状が長引く『慢性扁桃炎』
- 急性扁桃炎が年に何回も繰り返す『習慣性扁桃炎』
- 急性扁桃炎がさらにひどくなる『扁桃周囲炎』
などがあり、自力でなんとかしようとする病気ではないことがわかります。扁桃炎を何度か繰り返している人は、いつでも手術等の適切な処置がしてもらえるよう、信頼できる耳鼻科を見つけておきましょう。